こんばんは!VICTORYの勝利です。
さて今回は、先日作業させて頂いたS660をご紹介します。
当店では3台目でしょうか?2DINユニットのインストールです。
知らない人のためにご説明しますと、S660は通常の社外ナビを取り付けたりする2DINスペースがなく、専用形状のオーディオが付いています。
これが使い勝手があまりよろしくないので、2DINナビをどうにかして取り付けたいわけです。
そこで今回も取り付けキットを使用して、助手席前のダッシュボード部分に2DINユニットを取り付けしていきます。
そして今回はナビではなく、先日カロッツェリアから発売されたDMH-SZ700という2DINディスプレイオーディオを取り付けします。
ただのディスプレイオーディオではありません。
apple CarPlayとAndroid Autoに対応しているので、スマートフォンを繋げばGoogleMAPなどのマップアプリがDMH-SZ700で使用できるのです!
今までもそういったユニットはいくつかあったのですが、この機種には通常のカーナビのようにGPSと車速信号の入力が付いています。
つまり、スマホ単体で使用するよりも自車位置の精度が飛躍的に高くなります。これは画期的!
ちなみに、このDMH-SZ700は7インチモデルですが、DMH-SF700という9インチモニターのついた大画面フローティングモデルもあります。
こちらはオーディオ取り付け部が1DINなので、外車などで1DINしか付かない車でも取り付け可能です!
…話がそれましたね。
助手席側のダッシュボードを切り開いていきます。今回も44g製の取り付けキットを使用します。
(写真を忘れたので、1枚だけ前回の施工写真を拝借です^^;)
ダッシュボードの中をこんなに撤去します。
エアコンダクトを撤去しますので、助手席MIDモードエアコンが使用できなくなります。
そうしてできたスペースへ、キットのステーを使ってユニットを固定します。
ちなみに、取り付けキット標準の取り付け方法ですと、ナビ音声は純正デッキの外部入力にVTRコードでRCA入力する形になっています。
まあ、それで取り付けする事もできるのですが…それだとステアリングリモコンでナビ側ソースのトラック操作等は出来ないし、音質も(多分)イマイチでしょう…。
なので、純正デッキの配線を加工して、純正デッキをバイパス手術します^^
結構面倒ですが、音質は絶対にこっちのほうが良いですし、ステアリングリモコンもナビで直接使えるので確実に便利になります。
ちなみに、ステアリングリモコンの配線ですが、S660には7つボタンがついています。(ステアリング右のボタンはクルコンのスイッチなのでナビには使えません)
普通に接続すると、青い部分の5ボタンが2DINデッキで使用できますが、赤い2つのスイッチが使用できなくなります。
ですがデッキ裏の配線を特殊な方法で結線すると、赤いスイッチが純正デッキで使用できるようになります!
何に使うスイッチなのかと言うと、純正のセンターディスプレイの画面切り替えのボタンのようです。
(Gセンサー画面、時計画面、AV画面に切り替わります)
今回、VTR入力にSZ700のリヤモニター出力を接続したので、USBメモリーの動画ファイルや、YouTubeなんかがセンターディスプレイに表示できます。
SZ700にはHDMI出力がないのでできませんが、HDMI出力を持っているサイバーナビや楽ナビなんかだと、HDMIでセンターディスプレイに入力ができます。
こんな感じ。ツインモニターです。ただUSBメモリー繋ぐとUSB端子を占有しちゃうのでスマホが繋げられなくなるのであまりやる時はないかな…^^;
YouTubeを映すとこんな感じ。SZ700のブラウザー機能ですが、サイバーナビのストリーミングビデオとはちょっと勝手が違います。
ちなみにHDMI入力に入力した映像は出ません。これに限った話ではないですが、HDMI入力した映像は基本的にRCA出力からは出力されません。
センターコンソールのUSB端子とHDMI端子は、純正デッキではなくSZ700に入力されるように加工しました。
そして今回、商品お持ち込みでデジタルインナーミラーも取り付けしました。
取り付けたのは、AUTO-VOXというメーカーの商品。
純正ミラー交換型なので、見た目が非常にすっきりしています。
リヤカメラはこんな感じ。
正直、デジタルインナーミラーって個人的には好みじゃないのですが、S660は後方視界が良くないのでこの組み合わせは結構アリですね。
以上、S660への2DINユニット取り付けでした。
今回SZ700は初めて取り付けしたんですが、箱を開けてびっくり!
2DINデッキでこの薄さ!縦幅よりも奥行きのほうが短いってどういうことなの…
そして、軽い。こう言っちゃなんですが、中華製のデッキみたいな軽さで初見だとスッカスカな感じがします。
それもそのはず、このSZ700にはCDメカが搭載されていません。いわゆるメカレスってやつです。
ソースはUSB、BT、FM/AM、HDMI、そしてブラウザと、AmazonAlexaです。
当然DVDもありません。地デジチューナーもついてません。ワンセグすら見れません。
9インチのSF700も同様ですが、1DINなのでSZ700より奥行きはあります。
スマホ中心の生活を送る人にはぴったりのユニットでしょう。高ーいナビを買わなくてもGoogleMapで十分であればCarPlayで使用できちゃいますからね。
今日はそんなところです。
ではまた!